-case40- 小さい私に「よく頑張ったね」と

解放コースの途中で、過去のトラウマやストレスをテーマにしたわけではないのに、解放年齢4歳、「いい子でいないと嫌われる」という感情が出て来ました。

私は今、幼児教育を仕事としていますが、気になる相手は自分の鏡といいますが、私自身クラスの子どもたちの中でいつも引っかかったりイライラしたりする子は決まって大人の期待に応えようと頑張りすぎている子なので、納得しました。

自分の幼少期を振り返ると、楽しかったはずの園生活で一番覚えているのは、なんの理由もないのに隣の子の太ももをつねって泣かせたことなので、そんなことをするなんてきっと当時は相当のストレスを抱えていたのだと思います。

眼球筋運動の時は初めて声が詰まるほど泣いてしまい、小さい私に「よく頑張ったね」と言ってあげたいと思いました。

その解放を終えた今、子どもたちには以前と変わらず接していて、遠慮なく叱ってもいるのに(笑)、なぜか「◯◯ちゃんね、○○せんせーだいすきー!」「ぼく、せんせいのことだいすきなんだからね!」と毎日いろんな子からだいすきの洗礼を受けるようになりました(笑)

またその経験を通して、大人にとってはほんの一瞬と感じる数年の間に、子どもが受けた影響や傷はその子の人生を左右するんだと思いました。