-case18- 幼少期の体験
幼少期の体験がトラウマとなって
その方の人生に刺さって抜けない
楔(くさび〕のようになっているケースによく出会います
それが発症している病や生き辛さのもととなっていることも
幼い頃に見た、お父さんがお母さんに暴力を振るっているシーンの光景や叫び声、ものが壊れる音までハッキリ覚えていると言っていた彼女は、お母さんを守れなかったという罪悪感を40年以上も抱え、行動もお母さんに尽くすことが中心に、ご自身のことは後回しになっていました。
解放後は
「思い出そうとしても、もう、へのへのもへじくらいしか見えない」
「そういういことがあったな。ふーんって感じで辛くないんです」
と笑顔で話してくださいました。